今日から清明の2番め「雁帰る」だそうです。
旧暦では3月1日。こちらのほうが季節感がありますね。
まだ朝は少し肌寒い。寒暖の差が激しい。
この1周間で足首の捻挫の患者さんが二人来ました。
季節の変わり目は自律神経のバランスが崩れるため、
怪我もしやすいのだそうです。
特に副交感神経が下がって、脳に行く血流が減少して
判断力がにぶる。筋肉に行く血流が下がって、反射的
な動作が鈍くなる。結果的に怪我につながる。
幸い二人の怪我は軽く、直ぐに治りそうです。
あなたも気をつけて下さいませ。
それと、治療上大事なこと、お願いしたいこと
書きます。
怪我の場合、包帯を巻いて下さい。
最近は、痛み止めの発達のせいか、忙しい現代
のせいか、「痛みさえ抑えればそれでいい」それで
治ったと見做す人が増えました。
人の身体はそんなに、甘いものではありません。
元々副交感神経が下がって、血流が悪いところに
痛み止めを飲んだり、注射したりすると、余計に
血流が悪くなるんです。包帯を巻かないで、傷が
あるのに、動かし続ければ、傷はいつまでもふさ
がらない。いずれふさがっても、綺麗に治らない。
結果慢性的に痛んだり、古傷になりやすいんです。
包帯を巻くと、
生活に支障が出ますし、簡単でも便利でもない。
けれども、長い目で見たらやはり、適切な包帯
を巻くことが一番効果が高い。
これだけは、本当にお願いします。
長い人生、普通の捻挫なら長くて3週間くらい
ですから。軽ければ、1週間くらいですから。
本当に、サポーターなんかと比べても包帯の方が
いい。質が違ってくる。ただし、巻く技術はあります。
でも、それがプロというものですから。
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